アトピー性皮膚炎最新治療
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イブグリース

今までの治療法で、十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎の方への新しい選択肢。

六浦皮ふ科では、イブグリースでの治療を開始いたしました!

 

■イブグリースの特徴

・効果が早い

・投与間隔の延長ができるので、薬剤費がおさえられる

・休薬後の再発が少ない

・有効性が高い




■イブグリースで治療可能な方

  • 成人のアトピー性皮膚炎の患者さま
  • 小児では、12歳以上かつ体重40kg以上のアトピー性皮膚炎の患者さま
  • 従来の治療では十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎患者さま(ステロイド外用剤、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏を投与しても効果不十分の患者さま)


■作用機序

イブグリースは、アトピー性皮膚炎の病態形成に中心的な役割を果たすIL-13に結合するヒトIgGモノクローナル抗体です。

IL-13を介したアトピー性皮膚炎の2型炎症をブロックすることで、かゆみ、皮疹への効果を発揮します。

 

■イブグリースの投与方法と投与スケジュール


 

■使用方法

初回、2週後に1回500mg、4週以降は1回250mgを2週間隔で投与します。4週(3回目)以降は患者さまの状態に応じて1回250mgを4週間隔で投与する事ができます。

当院では16週後のEASI、NRSなどのスコアを指標に、4週間隔へ延長していきます。

注射は押し当てるだけのオートインジェクターであり操作がとても簡単です。

 

■イブグリースの有効性について

投与開始16週時点で、EASI75達成率は58.8%、EASI90達成率は38.3%でした。

投与開始52週時点で、EASI75達成率は2週間隔投与群で78.4%、4週間隔投与群で81.7%でした。

EASI90の達成を維持した割合は2週間隔投与群で64.0%、4週間隔投与群で66.4%でした。2週間隔で投与するよりも4週間隔で達成率が良い、という結果でした。

 

■注意事項

アトピー性皮膚炎の治療の基本は外用剤です。本剤投与時には、アトピー性皮膚炎の状態に応じて、抗炎症外用剤や保湿外用剤を併用する必要があります。


■当院での診療の流れ


①予約
受診前にお電話で「イブグリース皮下注射希望」と伝え、受診初回の予約をお取りください(初回の投与はできません)。
電話:045-784-0385

②受診初回
・診察、適応の有無の確認。
・皮疹の確認/評価 (皮疹面積、重症度スコア、患者満足度)。
・採血:アトピー性皮膚炎の重症度のマーカーTARC値やIgEの測定。
・薬剤投与の日時を決め、予約します。

③2回目:初回から2週間前後で採血結果説明、投与開始

新薬のため、2025年5月頃まで院内注射となります。

それ以降、自己注射が可能となります。

 

■料金

 

イブグリースの薬剤費

薬価(円)

3割負担(円)

初回、2回目(2本)

123,040

36,912

3回目以降(1本)

61,520

18,456


■医療費助成制度について
●国の定めた高額療養費制度
年齢、収入により異なりますが、費用負担が軽減されるケースがあります。
ある企業では、月2万円以上の医療費は健保組合が負担してくれるということでした。
勤務先の組合、役所にご確認ください。


●ひとり親家庭への医療費補助制度
自治体によってはひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の方に医療費助成を行っている場合があります。

助成内容や自治体により異なりますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください


●学生などへの医療費補助制度
大学などの学校では、独自に学生の医療費負担を補助する制度を運営している場合があります。
手続きが必要な場合もありますので、詳しくは大学の学生課などにご確認ください。

■他院にて導入済みの方
すでに他院で生物学的製剤を導入済みの方にもご対応可能です。
生物学的製剤を初回導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になりますので、必ず紹介状をご持参ください。

デュピクセントで結膜炎が悪化する、JAK阻害薬で副作用がでる、JAK阻害薬が二次無効であった、などの患者様にも、イブグリースを使用できます。

■よくある質問
・何回目ぐらいからよくなりますか?
1回目で効果を実感される方が多いです。ほとんどの患者さんで、2~3回までにかゆみが明らかに軽減します。   

・イブグリースを始めるとどれぐらい続ければよいのでしょうか?
まずは16週間(約4か月)継続するようにお話ししています。
16週間後に効果があれば続け、効果がなければ中止するようにと定められています。

当院では16週後のEASI、NRSなどのスコアや血液検査のTARCを指標に、4週間隔へ延長していきます。


・どんな副作用が多いですか?
結膜炎、上咽頭炎、注射部位反応(紅斑、疼痛、そう痒感、腫脹など)、好酸球の増加が報告されています。

出典:新薬情報オンラインより

デュピクセント

デュピクセントでの治療が可能になりました!



■治療可能な方
・15歳以上のアトピー性皮膚炎の患者さん
・ステロイド外用剤、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏
を投与しても効果不十分の患者さん


■治療をうけた患者さんからの声
「よく眠れるようになった」
「汗によるかゆみやひりひり感が、なくなった」
「がさがさ、赤み、かゆみがなくなり、つるつるになった」



■作用機序

IL-4受容体(IL-4Rα)に作用し、アトピー性皮膚炎で過剰に働くサイトカンIL-4/13をブロックして、かゆみ、皮疹への効果を発揮します。



■使用方法
投与開始日のみ、2本を皮下注射します。

その後は当面2週間に1回、1本を皮下注射します。
自己注射により維持期の通院は3か月に1回で済みます。

注射は押し当てるだけのオートインジェクターであり操作がとても簡単です。
始めは院内にて看護師が指導しますのでご安心ください。


■お電話でのご相談
★★デュピクセント相談室★★

0120-50-4970(ゴーヨクナレ)

平日9:00~17:00に専任スタッフが対応いたします。
お気軽にお問合せください。


■当院での診療の流れ


①予約

受診前にお電話で「デュピクセント皮下注射希望」と伝え、受診初回の予約をお取りください(初回の投与はできません)。
電話:045-784-0385

②受診初回
・診察、適応の有無の確認。
・皮疹の確認/評価 (皮疹面積、重症度スコア、患者満足度)。
・採血:アトピー性皮膚炎の重症度のマーカーTARC値やIgEの測定。
・薬剤投与の日時を決め、予約します。

③2回目:初回から2週間前後
・動画にて実際の投与方法を確認して頂きます。
・1本目は看護師が指導します。2本目はご自身にて投与して頂きます。
(投与開始日のみ2本、その後は1本ずつ投与となります。)

④3回目以降
患者さんご自身で注射投与して頂きます。
問題なく施術できましたら、次回から受診時は処方のみとなり、2週間に1回自宅にて自己注射となります。
2または3か月分処方可能です。


■料金

デュピクセント®の薬剤費
デュピクセント®ペン
初回 2回目以降
1本あたり ペン:58,775円) (2本) (1本)
117,550円 58,775円

自己負担額(窓口で支払う金額)

3割 35,265円 17,633円
2割 23,510円 11,755円
1割 11,755円 5,878円


■医療費助成制度について
デュピクセントを導入した患者さんは、その効果に大変満足されておりますが、「治療費が高い」と考える方もおられます。


●国の定めた高額療養費制度

年齢、収入により異なりますが、費用負担が軽減されるケースがあります。
ある企業では、月2万円以上の医療費は健保組合が負担してくれるということでした。
勤務先の組合、役所にご確認ください。

●ひとり親家庭への医療費補助制度
自治体によってはひとり親家庭(母子家庭・父子家庭)の方に医療費助成を行っている場合があります。
助成内容や自治体により異なりますので、詳しくはお住いの自治体にご確認ください。

●学生などへの医療費補助制度
大学などの学校では、独自に学生の医療費負担を補助する制度を運営している場合があります。
手続きが必要な場合もありますので、詳しくは大学の学生課などにご確認ください。

■他院にて導入済みの方
すでに他院で導入済みの方にもご対応可能です。
デュピクセント初回導入時の医師の皮膚症状の評価が必要になりますので、必ず紹介状をご持参ください。


■よくある質問
・何回目ぐらいからよくなりますか?
1回目で効果を実感される方が多いです。ほとんどの患者さんで、2~3回までにかゆみが明らかに軽減します。   

・デュピクセントを始めるとどれぐらい続ければよいのでしょうか?
まずは16週間(約4か月)継続するようにお話ししています。
16週間後に効果があれば続け、効果がなければ中止するようにと定められています。

・注射はどれぐらい痛いですか?
思ったより痛くないという患者さんが多いです。

・自己注射は難しいですか?
個人差はありますが当院では看護師が指導します。自己注射が困難な方は、院内での注射を継続することも可能ですのでご相談ください。

・どんな副作用が多いですか?
頻度が高い副作用は結膜炎です。必要に応じて眼科の受診をおすすめしております。当院では、重篤な副作用報告はほぼありません。

・デュピクセントを投与していても新型コロナウイルスワクチンを接種して問題がないですか?
接種は可能です。
デュピクセントは生ワクチンを接種する場合に注意が必要とされています。