帯状疱疹ワクチン
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ワクチンの比較

帯状疱疹はワクチンで防ぐことができる病気です!
過去に帯状疱疹になったことがあっても接種可能です。


帯状疱疹の専門家は皮膚科ですので、
どちらの帯状疱疹ワクチンを選ぶべきか、よく患者さんに聞かれます。
違いを表にまとめました。


当院ではどちらのワクチンでも、ご希望に応じて接種することができます。
メリット、デメリットを考慮して選択してください。

ワクチン接種は予約制となっております。
●通院中の方は、
医師もしくは看護師にお声がけください。
●新患でワクチン予約希望の方は、
15時から17時にお電話下さい。
045-784-0385


商品名

ビケン

シングリックス

製薬会社

田辺三菱、日本

グラクソスミスクライン、アメリカ

適用年齢

50歳以上

50歳以上

種類

生ワクチン

不活化ワクチン

ウイルスの強さ

弱毒化

無毒化

予防効果

50~66.5

84.1%
(投与8年時)

用法用量

皮下注射、0.5ml

筋肉注射、0.5ml

接種回数

1回

2回
2か月間隔)

費用(両方自費)

8800円
(税込み)

22600円×2
(税込み)

効果の持続期間

8年間、311

9年間以上

免疫抑制状態の方

接種できない
(抗がん剤、リウマチ薬、免疫抑制剤使用中は不可)

接種できる
(抗がん剤、リウマチ薬、免疫抑制剤使用中も相談)

発売日

1987年、歴史あり

2020年、新しい

副反応

 

 

 注射部位の痛み

15%

78%

 注射部の赤み

44%

38%

 かゆみ

27%

記載なし

 腫れ

17%

26%

 筋肉痛

1%未満

40%

 疲労

1~5%未満

39%

 頭痛

1%未満

33%

接種後の院内待機時間

30分

30分

利点

価格が安い、副反応が少ない

予防効果が高い

欠点

予防効果はシングリックスより低い

二回接種が必要、副反応が多い

 

参考文献

添付文書 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 第3版

シングリックス | 医療関係者向け情報 GSKpro

帯状疱疹の症状

ストレスや疲労による免疫力の低下が原因です。


はじめは皮膚の違和感や軽い発赤のみのため、
皮膚科以外では診断が難しいことがあります。
その後、はっきりとした赤い皮疹、痛みの強い水ぶくれ、を生じます。


治療が遅れると、
発疹は治っても痛みがずっと残り(帯状疱疹後神経痛)、
場合によっては、
視力低下、味覚障害、難聴を生じることもあるため、
皮疹がでたら早期に皮膚科専門医を受診する事が重要です。


ご高齢の方では2割程度の方に、
帯状疱疹後神経痛が見られ、
この痛みはときに極めて激烈となり患者様の苦痛は大きく、
日常生活に支障がでる事となります。